組織で働くかフリーランスになるか?仕事はここから選択を

あなたが自分の仕事について迷ったら、「組織」か「フリーランス」かをまず考えてみてはどうでしょう?

「職種」や「勤務条件」などを色々と考える前に、組織・フリーランスの二択について考えるのがシンプルで効果的です。

それぞれに特徴があるのでどちらを選ぶか決めることで、この2つをごちゃ混ぜで検討するよりブレや堂々巡りの悩みが少なくなります。

私は比較的長く一つの会社に勤務していた経験があり、現在はフリーランスでWEBライターをしています。

どちらが良いというわけではないのですが、仕事をする上で「違い」を実感することが多々あるので、この記事が就職・転職・休職後の復帰等を考えている方の参考になればと思います。

もちろん、記事の内容はあくまで私が自分の経験から感じた私見です。

こういうとらえ方や感じ方もあるんだなあと軽く流し読みしていただき、あなた自身が自分に向いている仕事を選択して欲しいと思います。

自分の仕事に対する本気度はどのくらいか

自分の仕事に対する本気度はどのくらいか

組織で働くかフリーランスになるかを考える前に、自分の仕事に対する本気度をしっかり確認しておくとよいでしょう。

なぜなら、どういう目的でどんな風に働こうとしているのかが、仕事を選択する上での前提になるからです。

収入が必要で何が何でも不退転の決意をもって働かなくてはならない人と、お小遣い稼ぎで働こうとする人とではそもそも仕事に向き合う姿勢が違いますよね。

自分が何のために何をめざしているのか、それによって仕事への関わり方が変わってくるので、自分の心の中をみつめ直して仕事に対する本気度を客観的に評価しておくことが大切です。

組織で働くメリット・デメリット

組織で働くメリット

組織で働くメリットは、何といっても安定性です。

会社の規模や職種、雇用形態等による違いはありますが、少なくとも組織としての基準や規定が定められているので安心感があります。

給与・手当だけでなく、福利厚生・研修・育児休暇・病気休職等の各種制度が整っていて通常は社員に公開されています。

労働組合があれば賃上げや待遇改善のための労使交渉、パワハラ相談や不当解雇への抗議も可能で、病気やケガをした際の保障もあります。

仕事内容についても担当する職務の範囲が決められていて、マニュアル等のリソースが揃っている点が魅力です。

会社等の組織では将来の収入がある程度見込めるため、住宅ローンの返済や子どもの教育費など先を見据えたライフプランを立てやすいというメリットがあります。

組織で働くデメリット

会社で働くデメリットは、決められた組織目標に従う必要があり自分の思い通りに仕事を進めにくい点です。

上下関係がはっきりしているので、理不尽に感じても飲みこまなくてはならないこともあるでしょう。

チームで仕事を進めることが多く、人間関係に悩む場面に遭遇するかも知れません。

組織では、その場その場で柔軟に自分の考えや立ち位置を修正し、周囲と上手くつきあっていくコミュニケーション能力が求められます。

人と関わりながら働くのが自然にできる社会性に富んだ性格なら問題ありませんが、私は就職した当初かなり戸惑った経験があります。

学生時代は気の合う友人とだけ話していればよかったのに、就職していきなり世代の違う上司から説教された私は口惜しくてトイレで泣きました。

今思えば、それは組織の大変さというより自由気ままな学生とお給料を稼ぐ社会人との違いだったと思います。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスのメリット

特定の会社に属さず独立して仕事を請け負うフリーランスでは、組織や上司に縛られず自由な働き方ができます。

自分の得意分野で、煩わしい人間関係を気にすることなく経験やスキルを活かせます。

自分のペースで仕事ができ、頑張れば収入が大幅にアップする可能性もあります。

自宅が大好きで引きこもり傾向のある私は、WEBライターになって対人関係のストレスがすっかりなくなりました。

職場で大変な目に遭っていたわけではないのですが、毎日定刻に出勤して組織の一員として働くのはやはり無理をしていたんだなあ、とフリーランスになってつくづく感じたものです。

フリーランスのデメリット

一方、WEBライターで以前と同水準の収入を得るのは至難の業というか、はっきりいえば無理です。

私の場合、趣味程度にのんびり書いているからでもありますが、収入アップをめざすならそれなりにガツガツ努力する必要があります。

その努力は組織のようにタスクメニューが示されるわけではないので、自分でアンテナを張って情報を集め、見つけるところから始めなくてはなりません。

在宅ワークがメインであっても、仕事を探したりクライアントとやりとりをしたりといったコミュニケーションも必須です。

会社では自分でしなくても済む健康保険・年金・各種控除等の手続きやスケジュール管理などの庶務を一人で行い、福利厚生や休業補償も期待できません。

フリーランスでは、隣の席の人と気軽に話すような環境はないので孤独を感じるかも知れません。

組織に向く人とフリーランスに向く人の違い

では、組織に向く人とフリーランスに向く人の違いはどういったところにあるのでしょうか。

それぞれのメリット・デメリットを見ればわかるように、メリットはデメリットでもありデメリットがメリットでもあります。

どちらがラクとかお得ということはないし、組織でもフリーランスでもスキルアップのための努力やコミュニケーション能力は不可欠です。

自分が何を最優先にして仕事を選びたいのかよく考えてください。

安定した収入や社会的信用に重点を置き、チームワークで割り切って仕事に取り組めるような人は組織で働く会社員に向いています。

また、自己管理能力や向上心が高く、刺激や変化を楽しみながら積極的に営業活動を行えるような人はフリーランスに向くと思います。

まとめ(一生考え続けるしかない)

会社員として組織で働くかフリーランスで働くか、どちらにもメリットとデメリットがあって悩みますよね。

職業は、洋服の試着のように次から次へと試すことはできないし、長く続けないと分からない部分もあったりします。

ただ、従前のような終身雇用の慣行は薄れ、現在は「転職」が当たり前のこととして社会に受け入れられている時代です。

本来の性格や能力もありますが、年齢や経験、生活環境などによって自分に合う職業が変わっていくこともあるでしょう。

どんな仕事が自分に向いているのか、その正解を探して私たちは一生考え続けていくしかありません。

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